Senior Course 生化学
臨床化学における量と単位
坂岸 良克
1
1東京医歯大・中検
pp.107
発行日 1972年1月15日
Published Date 1972/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907502
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1.国際的統一の勧告
化学に関する国際的統一連絡をしている国際純正応用化学連合(IUPAC)は,種々の委員会を組織して,世界中の化学的活動を相互に理解し認め合えるよう努力している.たとえば物質名,化合物名を共通の規則に従って表わすことが計画され,その組織名がかなり普及してきた.
臨床化学についても臨床化学委員会(CCC)が組織され,標準物質,正常範囲などの問題を検討しているが,この中の小委員会が1966年に‘臨床化学における量と単位’という勧告を公布した.これはDybkærとJφrgensenがまとめたもので,国際臨床化学会議(IFCC)もこれに加わった.小委員会はさらに臨床化学量・単位委員会(CQUCC)に発展し,Dybkærを委員長にして目下作業を続けている.
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