研究
セルロゲル膜による血清リポタンパク泳動の検討
狩野 明
1
,
石戸谷 豊
1
,
橋本 一夫
1
,
伊藤 忠一
1
1東北大病院中検
pp.708-711
発行日 1971年7月15日
Published Date 1971/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907256
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脂質代謝異常における血清リポタンパク(Lp)の動向については,Ahrens1,Fredricksonら2の報告以来,かなりの知見の集積が得られるようになり,その重要性が一般に認識されるようになってきた.
従来血清Lpの分画定量には,緩衝液中にウシアルブミンを添加するLees&Hatchの濾紙電気泳動法3が広く用いられているが,本法による超低比重Lpの分離は必ずしも明瞭ではなく,さらに泳動染色に要する時間,濾紙の非特異的染色性などの難点が残されている.
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