特集 日常検査法—基礎と要点
検査室の基礎知識
Ⅱ.試薬の作り方・扱い方
標準液
西村 民男
1
,
今井 利夫
2
1北里大衛生学部化学科
2北里大衛生学部衛生技術科
pp.1172-1176
発行日 1970年12月1日
Published Date 1970/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906980
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標準液の分類
臨床分析で使用されている標準液は,大別して容量分析用,臨床分析用,pH測定用とに分けられる,前2者については,標準試薬(物質)を正確に秤量して,メスフラスコで一定容量に溶解稀釈して作ったものが1次標準液であり,また試薬を所要濃度に溶解稀釈し,標準試薬(物質)または1次標準液,あるいは十分信頼すべき純度の試薬(物質)を用いて,その濃度を決定したものが2次標準液である1).pH測定用標準液はpH測定用試薬を規定に従って溶解したものである.
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