けんさアラカルト
壁掛け式パラフィルムカッター
石田 浩二
1
1慶応大学病院中央臨床検査部
pp.418
発行日 1984年5月1日
Published Date 1984/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203032
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臨床検査室では,試験官,スピッツ,三角フラスコ,ガラス瓶などのふたをするのに,パラフィルムが多用されます.市販のパラフィルムは,幅が10cmでロール状になっているため,ハサミでそれを2〜3cmの幅に切って使うか,あらかじめ切っておいてストックしておくかします.しかし,意外と使用頻度が高いので切る手間もばかにできませんし,切ってストックしておく場所も問題です.
そこでわれわれは,虎の門病院で使われているパラフィルム切りと,レストランなどの化粧室に備えられているロールタオルホルダーを参考にして,パラフィルムを2〜3cmくらいの幅で四つに切ることと,切ったパルフィルムを壁から下げておき,いつでもすぐ腕に取れるようにしておくことの両者を考慮した壁掛け式のパラフィルムカッターを作り,日常たいへん重宝していますので,ご紹介します.
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