私のくふう
セルロース・アセテート膜の透明化を短時間で
平子 隆夫
1
1名古屋大学病院中検生化学
pp.139
発行日 1969年2月15日
Published Date 1969/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906338
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セルロース・アセテート膜を使って電気泳動する場合,乾燥の段階で成書には,"5%酢酸でくりかえし洗って脱色した後,垂直につるして自然乾燥させる。透明化させる場合は,屈折率約1.474の透明な油に乾燥したメンブラン・フィルターを浮かべ下面から油をしみこませる"とある.
しかし,部屋の湿度や,時間の関係で乾燥していなかったり,乾燥にムラができて全体をうまく透明化できない場合がある.そうした場合,測定値がバラつくことは当然考えられる.
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