用語解説
容量分析
松村 義寛
1
1東京女子医大生心学教室
pp.124
発行日 1963年2月15日
Published Date 1963/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906077
- 有料閲覧
- 文献概要
容量分析Volumetric analysis
容量分析はまた滴定分析(titra_tion analysis)とも呼ばれる。操作が比較的簡易でしかも精度がよいので各種の定量分析のうちでも広く実用せられている。
正しい濃度が判明している標準溶液(standard solution)を用いて目標物質が溶存している試料溶液に徐々に添加して行くと化学反応が起こりやがて反応の当量点に達する。反応の当量点を知るためには通常,指示薬(indicator)が用いられる。指示薬は当量点の前後において急激に色調の変化などの現象を示すものが用いられる。
Copyright © 1963, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.