座談会
輸血をめぐって
村上 省三
1
,
天木 一太
2
,
臼井 美津子
3
,
竹内 直子
4
,
山崎 友久
5
,
樫田 良精
6
,
松村 義寛
7
,
高橋 昭三
8
,
松橋 直
9
1日本赤十字輸血研究所
2日大
3東大医学部血清学教室
4虎の門病院輸血部
5東京都衛生局薬務部
6東大病院中央診療部
7女子医大
8東大医学部細菌学教室
9東大
pp.794-809
発行日 1961年12月15日
Published Date 1961/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905910
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司会 本日はお忙しいところをお集り頂きまして,ありがとうございました。最近女子医大でお2人のRh陰性の方の大きな手術がありまして,そのため大量の輸血をしなければならないようなことが起こりまして,それがきっかけとなり,日本の供血制度とか,あるいは血液型,ことにRhは常に判定しておかなければならないというような問題が大きくクローズアップされております。
これはわれわれ医学に,ことに医学技術にたずさわっているものにとってはまことに大切な問題であると思いますので,きょうは,日赤輸血研究所の村上先生,都衛生局の山崎薬務部長,ならびに技術者として東大血清の臼井さん,虎の門病院の竹内さんにおいでいただきまして,いろいろな立場から検討していただきたいと思います。
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