私の工夫
恒温・熱風器の考案
大竹 敬二
1
1国立立川病院
pp.463-464
発行日 1961年7月15日
Published Date 1961/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905856
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最近臨床検査室において,新しい検査器械の出現で私達もエレクトロニクスにたよる傾向がきわめて強くなつてきた。しかし,一台何万といわれる程の高値な器械が多く,一般検査室,研究室,開業医等では新しい器械を一度に全部揃えることもできず,年々購入して充実を図つている。そこでなんとか一台で数多くの検査,研究に便利に使用てきる器械には,種々研究検査討の結果,恒温・熱風器,なる物を考案,2年あまり日常検査に使用し,きわめて能率的に使用しているので,ここに発表し諸先生方の御批判をあおぎたい。
この恒温・熱風器は,室温速時乾燥,定温速時乾燥,高温速時乾燥,速温恒温槽,パラフィン伸展,保温室と6種類に使用でき,血液部門を初めとして,化学,血清病理,細菌,研究部門と応用できる。
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