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ABO式血液型の出現頻度
東田 一男
1
1大阪市立衛生研究所
pp.441-443
発行日 1960年7月15日
Published Date 1960/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905725
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1901年,LandsteinerによつてABO式血液型が発見されてから今年で60年になる。その間,MN式,Q式,Rh式,その他多くの血液型が,つぎつぎと発見されて,これらの血液型の性状や,その分布状態等も各国の学者によつて研究され,調査せられている1)2)3)4)5)6)。
日本人のABO式血液型の出現頻度については,衛生検査技師試験の第1回国家試験問題として出たように,すでに周知のものとなつている。すなわち,A:O:B:ABの頻度は,大体,4:3:2:1の割合であるから記憶するのにも便利である。
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