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連続定量培地分注器の一考察
坂本 雅是
1
,
大竹 豊彦
2
1社団法人富士病院
2社会保険三島病院
pp.597-598
発行日 1959年10月15日
Published Date 1959/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905629
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緒言
近来,医学の発達に伴ない臨床検査法は急速に進歩してきた。その一部門たる細菌検査の領域にも高度の技術,知識が要求されているが特に,細菌性疾患における化学療法の結果生じた病源菌の抗薬剤性がクローアツプきれるにおよんでその耐性測定はわれわれ臨床検査にたずさわる者にとつて重要な仕事となつている。従来,培地の試験管分注に際してその容積はおおよその量で満足されてきたが細菌の耐性測定時などには培地の量にも相当の厳密さを必要とされるにいたつた。このような事柄を考慮に入れて培地分注に際しての必要,充分な条件を列挙すると,1.容積をかなり正確に秤量できること。
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