今月の主題 テレメディスン(遠隔医療)
事例
携帯型心電図記憶装置を用いた発作時心電図検査のシステム運用
片山 文善
1
,
矢津田 元一
1
,
中村 利宏
1
,
土屋 絹代
1
Fumiyoshi KATAYAMA
1
,
Motokazu YATSUDA
1
,
Toshihiro NAKAMURA
1
,
Kinuyo TSUCHIYA
1
1日本光電ウエルネス株式会社
キーワード:
発作時心電図検査
,
携帯型心電図記憶装置
Keyword:
発作時心電図検査
,
携帯型心電図記憶装置
pp.991-994
発行日 2000年9月15日
Published Date 2000/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904485
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胸痛などの自覚症状があっても,ホルター心電図検査で捉えられないケースも稀ではない.今回ご紹介するカルジオホンシステムでは,患者自身が自宅や外出先で動悸や胸痛など異常を感じたときにその場で,携帯型心電図記憶装置"カルジオホン"に心電図を記憶させ,受信管理システムが設置されたセンターへ電話で伝送することで,"その時"の波形が得られる仕組みになっている.
発作時心電図を記録することで,動悸や胸痛など発作頻度の少ない症例や不整脈の心筋虚血の診断効果を上げ,また病後の健康管理,退院後のアフターケア,慢性疾患,心因性症状の管理など幅広い診断を行うことを目的としている.
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