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今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
AST,ALT,γ-GT測定の標準化
Standardization of the measurement of catalytic activity concentrations of AST, ALT and γ-GT
山舘 周恒
1
1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部
キーワード:
AST
,
ALT
,
γ-GT
,
トレーサビリティ
,
常用酵素標準物質
,
酵素キャリブレータ
,
不確かさ
Keyword:
AST
,
ALT
,
γ-GT
,
トレーサビリティ
,
常用酵素標準物質
,
酵素キャリブレータ
,
不確かさ
pp.852-858
発行日 2013年8月15日
Published Date 2013/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103498
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■特定健診における臨床検査データは,厚生労働省の定めた保健指導プログラムに基づいて階層化が行われているが,この一律の層別化は臨床検査データの共有化のうえに成り立っている.
■酵素項目であるAST,ALT,γ-GTの測定データの共有化には,標準化された測定法と標準物質からなるトレーサビリティ体系に沿った日常測定の実践が重要である.
■トレーサビリティは国際的視野でなされるべきものであることから,今後,ASTとALTのJSCC常用基準法についてはIFCC法との相違点を解決していく必要がある.
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