特集 血栓症と血小板凝固線溶系検査
血栓症の病態
2.血栓形成のしくみ
2)血小板系
渡辺 清明
1
Kiyoaki WATANABE
1
1慶應義塾大学医学部中央臨床検査部
pp.22-24
発行日 1996年10月30日
Published Date 1996/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903063
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はじめに
血小板血栓の形成は,血栓症の病態,特に動脈系の血栓の発現にきわめて重要である.
血管壁がなんらかの原因で障害されると,血中の血小板は障害部位の内皮下組織に粘着し,放出,凝集を起こし,フィブリンとともに血栓を形成し,止血する.
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