今月の主題 性感染症(STD)
検査法とその問題点
新しい免疫学的検査法・遺伝子診断法
ヒト免疫不全ウイルス
橋田 誠一
1
,
橋中 一也
1
Seiichi HASHIDA
1
,
Kazuya HASHINAKA
1
1宮崎医科大学生化学第一講座
キーワード:
ヒト免疫不全ウイルス
,
同時測定法
,
PCR
Keyword:
ヒト免疫不全ウイルス
,
同時測定法
,
PCR
pp.706-713
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902947
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HIV-1感染の早期診断を目的として,超高感度の抗体と抗原の新しい同時測定法を開発しテストしてみたところ,従来の測定法より約2週間ウインドウ期間を短く,早期にHIV-1感染を診断することが可能になった.この同時測定法は,PCR法と同程度に早期の診断が可能であるだけでなく,セロコンバージョン時から発症に至るまでの全期間において,HIV-1感染の確実な診断も可能であることが明らかになった.〔臨床検査40:706-713,1996〕
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