Japanese
English
研究
呼吸を刺激法として用いたSSR(smypathetic skin response)の検討
SSR (sympathetic skin response) Introduced by Respiration
吉良 保彦
1
,
荒巻 駿三
1
,
小倉 卓
2
,
平澤 泰介
2
Yasuhiko KIRA
1
,
Shunzo ARAMAKI
1
,
Taku OGURA
2
,
Yasusuke HIRASAWA
2
1京都府立心身障害者福祉センター附属リハビリテーション病院整形外科
2京都府立医科大学整形外科
1Department of Orthopedic, Kyoto Prefectural Rehabilitation Hospital for the Mentally & Physically Disabled
2Department of Orthopedics, Kyoto Prefectural University of Medicine
キーワード:
交感神経
,
SSR
,
%VC
,
最大吸気
,
最大呼気
Keyword:
交感神経
,
SSR
,
%VC
,
最大吸気
,
最大呼気
pp.611-615
発行日 1996年5月15日
Published Date 1996/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902927
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交感神経機能の評価法として臨床的にも用いられてきているSSRは,元来,電気刺激法により誘発してきた.しかし,この刺激法から得られる電位は,慣れを生じやすく出現様式も多様性に富み,しかも,心理的変化にも影響を受けやすく客観的評価が困難である.今回われわれは,意識的に呼吸を行わせる呼吸刺激法と,従来の電気刺激法により得たSSRのパラメーターを比較し,呼吸刺激法の有用性を検討した.呼吸刺激法によるSSRは慣れ現象が認められず,波形の動揺性が少なく,そのうえ,電気刺激法に比し,より大きな振幅の反応が得られた.
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