Japanese
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資料
気管支鏡検査による肺癌診断率の検討
Study of Cytological Diagnosis on Bronchoscopy for Lung Cancers
鐵原 拓雄
1
,
大杉 典子
1
,
広川 満良
2
,
中島 正光
3
Takuo KANAHARA
1
,
Noriko OSUGI
1
,
Mitsuyoshi HIROKAWA
2
,
Masamitsu NAKAJIMA
3
1川崎医科大学附属病院院病理部
2川崎医科大学病理学教室
3川崎医科大学呼吸器内科
1Department of Pathology. Kawasaki Medical School Hospital
2Department of Pathology, Kawasaki Medical school
3Division of Respiratory Disease, Department of Medicine, Kawasaki Medical school
キーワード:
肺
,
細胞診
,
気管支鏡
,
擦過細胞診
,
診断精度
Keyword:
肺
,
細胞診
,
気管支鏡
,
擦過細胞診
,
診断精度
pp.247-250
発行日 1995年2月15日
Published Date 1995/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902392
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組織学的に肺癌と診断された359例において,気管支鏡検査における生検組織診と細胞診の成績を比較検討した.生検組織診および細疱診全体の検出率はそれぞれ74.1%,74.9%,正診率は87.7%.82.4%であった,生検組織診と細胞診を併用した場合の検出率は85.0%であった.多くの検査法を組み合わせることで診断精度の向上がみられたが,6通りの細胞診材料採取方法の中で,特に生検鉗子洗浄液と吸引痰の検出率がよく,この両検査と生検組織診との併用が最も有用(検出率84.1%)と思われた.また,末梢型肺癌である腺癌では生検組織診よりも細胞診のほうが検出率,診断率ともに高く,その診断的価値がうかがえた.
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