Japanese
English
今月の主題 Helicobacter pyloriの診断と臨床応用
各論
Helicobacter pyloriの病理診断
Pathologic dignosis of Helicobactor pylori
太田 浩良
1
,
羽山 正義
2
Hiroyoshi OTA
1
,
Masayoshi HAYAMA
2
1信州大学医学部保健学科生体情報検査学
2信州大学医学部保健学科病因・病態検査学
キーワード:
Helicobacter pylori
,
鏡検法
,
存在診断
Keyword:
Helicobacter pylori
,
鏡検法
,
存在診断
pp.177-181
発行日 2010年2月15日
Published Date 2010/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102233
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胃生検組織を用いたHelicobacter pylori(H. pylori)の検出法(鏡検法)には,胃粘膜の組織学的変化を観察できる利点がある.鏡検法によるH. pyloriの検出には,①内視鏡医により適切な部位から生検がなされること(幽門大彎中部と体部大彎中部の2か所),②鏡検者がH. pylori感染胃粘膜にみられる病理組織像(表層粘液細胞の細胞形態を変化,好中球浸潤)を捉え,③適宜,特殊染色を併用して判定することが重要である.
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