今月の主題 結合組織
総説
コラーゲンの多様性と機能
山口 典子
1
,
畑隆 一郎
1
Noriko YAMAGUCHI
1
,
Ryuichiro HATA
1
1東京医科歯科大学難治疾患研究所成人疾患研究部門(異常代謝)
キーワード:
遺伝性コラーゲン病
,
線維形成コラーゲン
,
FACITコラーゲン
Keyword:
遺伝性コラーゲン病
,
線維形成コラーゲン
,
FACITコラーゲン
pp.771-779
発行日 1994年7月15日
Published Date 1994/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902029
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コラーゲンといえばテキストにある棒状分子のイメージが浮かぶ.しかし分子生物学の発展により,コラーゲンが多様な分子形態を持つ分子ファミリーへと進化してきたことが明らかにされつつある.多様な構造は多彩な機能を約束するが,組織の骨組みと考えられていた分子にも細胞との相互作用を介して細胞の増殖,分化,機能の調節などの働きがあることがわかった.〔臨床検査38:771-779,1994〕
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