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リュウドカン
小嶋 哲人
1
1名古屋大学第一内科
キーワード:
血管内皮
,
ヘパラン硫酸
,
リュウドカン
,
ryudocan
Keyword:
血管内皮
,
ヘパラン硫酸
,
リュウドカン
,
ryudocan
pp.711-712
発行日 1994年6月15日
Published Date 1994/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902013
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1.はじめに
血管内皮細胞はその表面に多糖体の層を形成し,その構成成分としてヘパリン様構造を持つヘパラン硫酸プロテオグリカン(heparan sulfate proteoglycan;HSPG)を含有している.このHSPGはアンチトロンビンⅢコファクター活性を持ち,血液の流動性を保つ一役を担っていると考えられている.本稿では,最近筆者らがcDNAクローニングした抗凝固性を持つHSPG(リュウドカン;ryudocan)について概説する.
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