編集者への手紙
インドネシア在留日本人および同居現地人における消化器系寄生虫の保有状況
山田 誠一
1
,
森 有加
1
,
月舘 説子
1
,
藤田 紘一郎
1
1東京医科歯科大学医動物学教室
キーワード:
寄生虫疾患
,
インドネシア在留日本人
Keyword:
寄生虫疾患
,
インドネシア在留日本人
pp.500
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901953
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1.はじめに
本邦における寄生虫疾患は,過去において疾病構造のうえで大きな位置を占めていたが,戦後の生活環境の整備改善により,その発生頻度が激減したのは周知の事実である.日本人の渡航や海外在住の機会が増える一方,外国入がわが国を訪れ滞在する機会も多くなった.これに伴い,今後,発展途上国から多くの寄生虫疾患がわが国にもたらされることが考えられる1).
今回,インドネシア在留日本人および同居現地人の健康診断を行い,消化器系寄生虫の保有状況の調査をしたので結果を報告する.
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