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β2グリコプロテインⅠの新しい機能
家子 正裕
1
,
松浦 栄次
2
,
小池 隆夫
3
1北海道大学第二内科
2ヤマサ醤油診断薬部免疫研究室
3北海道大学第二内科
キーワード:
β2グリコプロテインI
,
抗カルジオリピン抗体
,
抗リン脂質抗体症候群
Keyword:
β2グリコプロテインI
,
抗カルジオリピン抗体
,
抗リン脂質抗体症候群
pp.794-796
発行日 1993年7月15日
Published Date 1993/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901610
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1.β2グリコプロテインⅠとは β2グリコプロテインⅠ(β2glycoprotein I;β2GPI)は,1961年Hauptらによって発見されたヒト血清蛋白であり,血中に200μg/ml程度の濃度で存在する.本蛋白の約30%がリポ蛋白分画に存在し,またリポ蛋白リパーゼ活性を有することから,アポリポ蛋白H(apolipoprotein H)とも呼ばれる.
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