今月の主題 臨床検査の新技術
生体検査
超音波内視鏡
上野 規男
1
,
木村 健
1
,
笠野 哲夫
1
,
榎本 峰生
1
,
吉田 行雄
2
Norio UENO
1
,
Ken KIMURA
1
,
Tetsuo KASANO
1
,
Mineo ENOMOTO
1
,
Yukio YOSHIDA
2
1自治医科大学消化器内科
2自治医科大学大宮医療センター
キーワード:
超音波内視鏡
,
消化管疾患
,
膵・胆道系疾患
,
消化器画像診断
,
カラードプラEUS
Keyword:
超音波内視鏡
,
消化管疾患
,
膵・胆道系疾患
,
消化器画像診断
,
カラードプラEUS
pp.578-584
発行日 1991年6月15日
Published Date 1991/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900610
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超音波内視鏡(EUS)とは,超音波機能と内視鏡機能が一体となった新しい診断機器である.EUSは開発以来きわめて短期間の間に種々の改良が加えられ,かつまた精力的な臨床応用が試みられた結果,消化器疾患における画像診断法の1つとして,広くその臨床的有用性が認められるに至った検査法である.
現時点において内視鏡機能は体腔内より超音波画像を得るための補助的役割が主体であるが,今後双方の機能が同時に発揮しうる検査法へと発展し,さらにまたカラードプラ化や細径プローブの開発など,新しいEUSの展開,進歩に期待がよせられている.
消化器疾患の画像診断法において,近年著しい進歩を遂げた超音波内視鏡検査について,臨床的意義を中心に概説する.
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