特集 電解質と微量元素の臨床検査ガイド
各論
1 生体に必要な元素
8)ヨード(l)
及川 紀久雄
1
Kikuo OIKAWA
1
1新潟薬科大学
キーワード:
ヨード
,
高速流体クロマトグラフィー
,
HPLC
,
イオンクロマトグラフィー
,
lC
,
除蛋白操作
,
ポストカラム誘導体化法
Keyword:
ヨード
,
高速流体クロマトグラフィー
,
HPLC
,
イオンクロマトグラフィー
,
lC
,
除蛋白操作
,
ポストカラム誘導体化法
pp.1420-1422
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900341
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測定の意義
ヨードはヨウ素ともいい,元素記号Ⅰ,原子番号53,原子量126.9045,周期律表Ⅶ B族のハロゲン元素である.
Ⅰはヒトや動物にとって必要不可欠な微量元素である。ヒトは通常,水,タマゴ,牛乳,野菜,海藻および魚を供給源とし,それらの食餌内容によって多少の差はあるが,1日100~200μgのⅠを摂取するとみられる.Heinrichら1)は栄養上のⅠ必要量をラットの実験から求め,これをヒト成人に当てはめると,60~120μg/日になると計算している.
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