今月の主題 生殖
技術解説
ホルモン検査―男性
東 四雄
1
,
大島 博幸
1
Yotsuo HIGASHI
1
,
Hiroyuki OSHIMA
1
1東京医科歯科大学医学部泌尿器科学教室
キーワード:
精子形成
,
黄体形成ホルモン
,
卵胞刺激ホルモン
,
テストステロン
Keyword:
精子形成
,
黄体形成ホルモン
,
卵胞刺激ホルモン
,
テストステロン
pp.526-530
発行日 1990年5月15日
Published Date 1990/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900135
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精巣における精子形成は,間脳―下垂体―精巣系と,精巣内のライディッヒ細胞,セルトリ細胞,精細胞の各相互作用によって調節されている.これらの機能を反映する諸ホルモンのうち,現在一般的に測定されているのは,性腺刺激ホルモンとテストステロン(T)である.インヒビンの測定はほどなく実用化されると思われる.性腺刺激ホルモンの測定法の主流は,現在,尿由来性腺刺激ホルモンを標準としたラジオイムノアッセイ(RIA)であるが,下垂体性腺刺激ホルモンを標準としたイムノラジオメトリックアッセイ(IRMA)法に変わろうとしている.テストステロンの測定はコンペテイティブRIA法が行われているが,特異性の向上と手技の簡便さを求めて改良がなされてきている.
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