Japanese
English
今月の特集 こどもと臨床検査
こどものアレルギー系疾患の特徴と臨床検査の重要性
The usefulness of clinical tests for the diagnosis and treatment of allergic disorders in childhood
渡邉 知佳
1
,
熊谷 秀規
1
1自治医科大学小児科学
キーワード:
食物アレルギー
,
気管支喘息
,
アレルゲン特異的免疫グロブリンE抗体
,
アレルゲン特異的IgE抗体
,
アレルゲンコンポーネント
,
小児呼吸機能検査
Keyword:
食物アレルギー
,
気管支喘息
,
アレルゲン特異的免疫グロブリンE抗体
,
アレルゲン特異的IgE抗体
,
アレルゲンコンポーネント
,
小児呼吸機能検査
pp.299-304
発行日 2024年3月15日
Published Date 2024/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203550
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Point
●食物アレルギー,気管支喘息,アトピー性皮膚炎,アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患は,有病率が高く,長期にわたり小児の健康に影響を与える.
●食物アレルギーの診断や食物経口負荷試験(OFC)の実施に当たって,特異的免疫グロブリンE(IgE)抗体価が参考になる.さらにアレルゲンコンポーネント特異的IgE抗体を測定することで,診断の精度が高まる.
●小児気管支喘息では,呼吸機能が予後予測因子となる.呼吸機能検査の意義,小児の特性や注意点を理解して行うことで,よりよい治療や予後につながる.
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