Japanese
English
今月の特集2 神経・筋疾患の超音波検査
手根管症候群(CTS)の病態と超音波検査
Pathophysiology of carpal tunnel syndrome and ultrasonography
藤田 浩二
1
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科運動器機能形態学
キーワード:
手根管症候群
,
神経伝導速度検査
,
超音波検査
,
正中神経
,
屈筋支帯
Keyword:
手根管症候群
,
神経伝導速度検査
,
超音波検査
,
正中神経
,
屈筋支帯
pp.865-869
発行日 2023年8月15日
Published Date 2023/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203374
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Point
●手根管症候群(CTS)は非常に頻度の高い絞扼性末梢神経障害である.詳しい機序は不明であるが,屈筋支帯が硬化して正中神経を圧迫することで発症する.
●確実な診断のためには神経伝導速度検査が必要であるが,検査機器,技術,時間などに問題点がある.
●現時点では,超音波検査は診断や治療効果判定の補助的な位置付けであるが,今後,その重要性は増すであろう.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.