増大号 チェックリストで見直す 検査と医療関連感染対策
8章 感染性医療廃棄物
感染性医療廃棄物の分類と取り扱いの実際
古谷 直子
1
1亀田総合病院 地域感染症疫学・予防センター
キーワード:
感染性廃棄物の分別
,
感染性廃棄物の梱包
,
感染性廃棄物の保管
Keyword:
感染性廃棄物の分別
,
感染性廃棄物の梱包
,
感染性廃棄物の保管
pp.442-449
発行日 2023年4月15日
Published Date 2023/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203281
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Check List
・感染性廃棄物管理の目的を確認する:感染性廃棄物を安全に処理することで,従業員・患者・地域住民・訪問者の感染リスクを最小限にすることや,廃棄物に関する法令を順守することができる.
・感染性廃棄物の有無を判断する:感染性廃棄物の判断フローを参考に感染性廃棄物の有無を確認する.
・感染性廃棄物は形状によって容器が異なる:鋭利なもの,液状または泥状のもの,固形状のものによって容器とハザードマークが異なる.
・廃棄容器の設置は業務内容を確認しながら決定する:感染性廃棄物は速やかに廃棄できるように廃棄容器の設置場所を検討する.
・感染性廃棄物は容器の8割まで入れて封をする:廃棄容器が溢れてしまうと廃棄物を容器に入れるときに中から廃棄物が飛び出してしまうため,容器容量の8割まで入れたら封をする.
・感染性廃棄物は安全に搬送する:廃棄容器を密閉し,廃棄物が流出しないように容器が転倒しないよう搬送する.
・感染性廃棄物の保管は決められた場所とする:感染性廃棄物による周囲環境の汚染が起こらないようにするため,決められ場所以外には保管しない.
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