Japanese
English
短報
Clostridioides difficile毒素遺伝子検査(NAAT)導入による利点・問題点の検討
An examination of advantages and problems in introduction of Clostridioides difficile nucleic acid amplification test
古藤 柚子
1
,
河合 由佳
1
,
原口 摩耶
1
,
嘉瀬 文孝
1
1大森赤十字病院検査部
キーワード:
クロストリディオイデス ディフィシル感染症
,
CDI
,
トキシン遺伝子検査
,
NAAT
,
トキシン
Keyword:
クロストリディオイデス ディフィシル感染症
,
CDI
,
トキシン遺伝子検査
,
NAAT
,
トキシン
pp.268-271
発行日 2023年3月15日
Published Date 2023/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203255
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Summary
クロストリディオイデス ディフィシル感染症(CDI)の診断には,便検体から直接酵素免疫測定法(EIA)を行う検査が一般的に用いられるが,トキシン検査の感度は不良で,確認試験〔トキシン遺伝子検査(NAAT)または培養トキシン検査〕が必要とされている.このたび,NAATを院内導入した.本検討では,NAAT導入前後のブリストル便性状スケール(BS)スコアの変化とNAAT実施率と陽性率,CDI治療の有無を調査した.NAAT導入後の新たな課題として,CDIの過剰診断を防ぐ注意を呼びかけていく必要性が示唆された.
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