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一般検査
糸球体からの出血を評価するには,どのような検査を依頼すればよいですか?
小堀 祐太朗
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1順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター臨床検査科
pp.300-301
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202606
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尿検査からわかること
尿は非侵襲的に採取できるため,腎尿路系および全身疾患のスクリーニング検査として広く用いられている.検査項目は,尿の色調観察,尿定性検査,尿沈渣検査があり,多くの病院で実施されている.そのなかでも,尿中有形成分を顕微鏡で観察する尿沈渣検査は,赤血球・白血球などの血液細胞や,腎尿路系を構成する上皮細胞,尿細管腔を鋳型として形成する円柱などを観察することができ,多くの情報を得ることができる.
特に尿沈渣中の赤血球はさまざまな形態を示すため,その特徴から出血部位が糸球体由来か非糸球体由来かを推定することができる.赤血球の膜の厚さが均一なものを非糸球体型赤血球といい,赤血球の膜の厚さが菲薄し不均一で多彩な形態を示すものを糸球体型赤血球という.
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