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今月の特集2 EBLM(evidence based laboratory medicine)の新展開
臨床検査のエビデンス
Evidence in laboratory medicine
三宅 一徳
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院臨床検査医学科
キーワード:
evidence based laboratory medicine
,
EBLM
,
診断的有用性
,
感度と特異度
,
研究デザインとバイアス
,
多重ロジスティック回帰分析
Keyword:
evidence based laboratory medicine
,
EBLM
,
診断的有用性
,
感度と特異度
,
研究デザインとバイアス
,
多重ロジスティック回帰分析
pp.566-573
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202365
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Point
●臨床検査のエビデンスである診断精度は,感度と特異度,尤度比(LR)とオッズ比(OR),ROC曲線と曲線下面積(AUC)で示す.
●検査の診断精度研究では,症例選択法を中心とした研究デザインの良否が結果の偏りに大きく影響する.
●適切な研究デザインの計画には種々のチェックリストがあり,その活用が望まれる.
●観察研究では交絡現象や交互作用の影響を受けるため,多変量解析が必要になる.
●診断精度の多変量解析には多重ロジスティック分析が有効で,検査の有効性はORとして示される.
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