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今月の特集1 免疫チェックポイント阻害薬—押さえるべき特徴と注意点
免疫チェックポイント阻害薬使用におけるチーム医療の重要性と課題
The importance and future tasks of multidisciplinary team for immune checkpoint inhibitors
門野 岳史
1
1聖マリアンナ医科大学皮膚科
キーワード:
免疫関連有害事象
,
irAE
,
チーム医療
Keyword:
免疫関連有害事象
,
irAE
,
チーム医療
pp.26-31
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202243
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Point
●免疫チェックポイント阻害薬は多くのがん種に用いられる画期的な薬剤であるが,その反面,免疫関連有害事象(irAE)という独特な副作用が高頻度に出現する.
●免疫チェックポイント阻害薬を使用する際は適応をよく吟味したうえで,事前にirAEを念頭に置いた検査を行い,投薬可能かどうかの判断を適切に行う.
●irAEは全身のあらゆる臓器に生じうるため,ほとんどの診療科が携わる必要があり,早期発見には医師のみでなく,看護師・薬剤師・患者・患者家族などがチームとして協力することが大切である.
●irAEのマネジメントにあたっては,病院全体としての取り組みが必要であり,診療各科が協力するとともに多職種連携を行い,また情報を共有することが重要である.
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