増大号 糖尿病のすべて。 検査データに基づいた診療のポイント
3章 糖尿病診療における臨床検査
自己抗体
常川 勝彦
1
1群馬大学医学部附属病院検査部
キーワード:
抗GAD抗体
,
抗IA-2抗体
,
ICA512抗体
,
抗インスリン抗体
,
IAA
,
抗亜鉛輸送体8抗体
,
ZnT8抗体
,
抗膵島細胞抗体
,
ICA
Keyword:
抗GAD抗体
,
抗IA-2抗体
,
ICA512抗体
,
抗インスリン抗体
,
IAA
,
抗亜鉛輸送体8抗体
,
ZnT8抗体
,
抗膵島細胞抗体
,
ICA
pp.184-187
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540020184
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はじめに
1型糖尿病は,膵β細胞の破壊によって絶対的インスリン欠乏状態に陥り,その結果,引き起こされる糖尿病である.このβ細胞破壊の機序により自己免疫性(1A型)と特発性(1B型)に分類されるが,1A型が多くを占める.この両者の鑑別に膵島関連自己抗体と呼ばれる抗体の測定が使用されている.膵島関連自己抗体には,抗グルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)抗体,抗インスリノーマ関連抗原-2(IA-2)抗体,抗インスリン抗体(IAA),抗亜鉛輸送体8(ZnT8)抗体,抗膵島細胞抗体(ICA)が含まれる.
本稿では,膵島関連自己抗体を中心に,糖尿病に関連する各自己抗体の測定方法,臨床的意義,結果の解釈について解説する.

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