増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック
Part.3 5章 技術的要求事項
5.10 検査室情報マネジメント
微生物検査からみた「5.10 検査室情報マネジメント」
木村 圭吾
1
1大阪大学医学部附属病院臨床検査部感染微生物検査室
pp.1273-1276
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202185
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「5.10 検査室情報マネジメント」の各要求事項に対して,要員は特定業務者リストにある“微生物検査システムの操作”の項目に追加されることでその権限が付与される.又,システムには操作以外に“管理”の項目もあり,要員を限定してその権限と責務を定義している.情報システムの変更に関してはルーチンとしての開始前の検証が非常に重要であり,報告し得るすべてのパターンについて正確に報告されることを確認すべきと考える.ログインIDとパスワード管理も重要であり,定期的にパスワード変更することで,無許可アクセスの防止を図る.何らかの理由でシステムが故障した場合は,早急な復旧と可能な限り迅速にルーチン検査を再開できるような手順が必要となる.
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