増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック
Part.3 5章 技術的要求事項
5.5 検査プロセス
微生物検査からみた「5.5 検査プロセス」
藤川 康則
1
1大阪市立総合医療センター医療技術部臨床検査部門
pp.1208-1211
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202169
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使用する検査手順は,妥当性が確認されているものを導入時に検証し採用する.インハウス法や標準的でない方法を採用する際には,妥当性確認を実施し臨床検査サービス利用者の合意を受け採用する.検証,妥当性確認を行った結果・レビューの結果は記録として残す.検査手順を文章化し,検査室のスタッフが理解できる言語で手順書を見やすく作成し,すぐに利用できるようにしておく.最初から完全な手順書はできないため作成して終わりではなく,年1回は手順書を見直し,ルーティンと手順書の齟齬や採用している方法に変更がないかなどを確認し,修正を重ねていくことが重要である.
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