増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック
Part.3 5章 技術的要求事項
5.1 要員
検体検査からみた「5.1 要員」
永井 正樹
1
1国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院中央検査部門
pp.1106-1110
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202148
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近年,検体検査業務の大部分が機械化及びシステム化されているが,それを適正に管理するのはあくまでも“人”である.したがって,品質の高いデータを提供するには,“人”を適切に確保し,確保した要員を一人前に成長させ,それを維持管理する仕組みが不可欠である.
本稿では,その“人”である要員に関する要求事項について解説する.要員が一人前になるためには,採用時などのオリエンテーションをはじめ,徹底した教育・訓練が不可欠である.又,教育・訓練も実施して終わりではなく,適正に力量を評価し,備わった力量に見合った責務を与えるべきである.そして,各要員に関するさまざまな記録を適正に維持管理することが重要となる.
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