Japanese
English
研究
高密度脳波による電流源推定における開頭の影響
Influence of craniotomy in source localization by high density EEG
田端 さつき
1
,
本田 涼子
2
,
勝間田 祐衣
1
,
松村 規子
1
,
竹内 豊
1
,
後藤 信之
1
,
上條 敏夫
1
,
金子 裕
1
1研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院臨床検査部
2独立行政法人国立病院機構長崎医療センター小児科
キーワード:
高密度脳波
,
頭蓋モデル
,
脳磁図
,
MEG
,
スパイクマッピング
,
電流双極子
Keyword:
高密度脳波
,
頭蓋モデル
,
脳磁図
,
MEG
,
スパイクマッピング
,
電流双極子
pp.867-873
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201683
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Summary
開頭術の既往のあるてんかんの1歳女児で,高密度脳波と脳磁図(MEG)を同時に測定し,スパイクに対してダイポール(電流双極子)推定を行った.開頭も考慮に入れた3層の実形状モデルを用いた計算と考慮しない計算を比較したが,前者では高密度脳波とMEGのダイポールの距離は22.1mm,後者では28.3mmであった.高密度脳波による電流源推定では,開頭の既往がある場合は,それを考慮に入れた精密な計算が必要であることが示唆された.
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