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今月の特集 母子感染の検査診断
各論
—母子感染で問題となるウイルス感染症—風疹
Rubella
多屋 馨子
1
1国立感染症研究所感染症疫学センター
キーワード:
風疹
,
先天性風疹症候群
,
CRS
,
予防接種制度
,
抗体保有状況
,
ワクチン
Keyword:
風疹
,
先天性風疹症候群
,
CRS
,
予防接種制度
,
抗体保有状況
,
ワクチン
pp.1364-1369
発行日 2017年11月15日
Published Date 2017/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201419
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Point
●感染症法に基づき,風疹は2008年1月から,先天性風疹症候群(CRS)は1999年4月から,全ての医師に管轄の保健所への届け出が義務付けられている.
●妊娠20週ごろまでの妊婦が風疹ウイルスに感染すると,胎児にも感染して,児がCRSを発症する可能性がある.
●女性は妊娠前に,幼児期を含めて2回のワクチン接種が勧められる.
●早期にCRSの発生をなくし,2020年度までに風疹の排除を達成することが目標であるが,30〜50代に蓄積した男性の感受性者を減らす必要がある.
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