Japanese
English
今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求
—臨床化学検査編—分光光度分析法の可能性と限界
Possibility and limit of spectrophotometry in clinical chemistry
松下 誠
1
,
亀沢 幸雄
2
1埼玉県立大学大学院保健医療福祉学研究科
2埼玉県立大学保健医療福祉学部
キーワード:
Lambert-Beerの法則
,
吸光度の相対誤差
,
2ポイント-二波長法
,
血清量/最終液量比
,
血清中目的成分濃度
Keyword:
Lambert-Beerの法則
,
吸光度の相対誤差
,
2ポイント-二波長法
,
血清量/最終液量比
,
血清中目的成分濃度
pp.518-525
発行日 2016年5月15日
Published Date 2016/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200821
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Point
●臨床化学検査における分光光度分析法は,血清中の目的成分濃度が10−6mol/L(μmol/L)以上の成分が対象となる.
●吸光度は,目的成分濃度,モル吸光係数,および血清量/最終液量比の積に比例する.
●検量線は相対誤差の小さい吸光度範囲を使用することが好ましい.
●2ポイント法や二波長法は吸光度の相対誤差を小さくすることが可能となる.
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