今月の特集1 ウイルス性肝炎をまとめて学ぶ
扉
山田 俊幸
pp.1357
発行日 2015年11月15日
Published Date 2015/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200610
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長い間,人類に災いをもたらしてきたウイルス感染による肝炎ですが,治療と予防の進歩によって,少なくとも先進国においては大幅に減少する方向に向かっています.本特集でも,特にC型肝炎におけるupdateな治療が詳細に解説されていますので,そのことを感じ取ってください.また,ウイルス再活性化など,今後,直面する問題も取り上げられています.臨床検査としては,感度・特異性の高いウイルス核酸検査,免疫グロブリンクラス別の抗体検査,肝硬変や肝癌への進展を監視する検査などが重要です.持続感染状態においてはALTなどの絶対値が評価されるため,日常検査の品質を維持することも欠かせません.
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