増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ
Ⅲ章 報告前に必要なチェック
〔免疫血清検査〕
Memo
製剤管理
岸野 光司
1
1自治医科大学附属病院輸血細胞移植部
pp.1256-1257
発行日 2015年10月30日
Published Date 2015/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200587
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■輸血の管理体制
当直帯も含めて,輸血療法を実施する場合は,輸血用血液製剤や輸血業務の管理体制を構築する必要がある.そのためには,輸血部門を設置し整備することが推奨されている1,2).それによって安全な輸血の対応が可能となり,また,輸血用血液製剤も一元管理されるため,適正使用の向上にもつながる.
血漿分画製剤(特にアルブミン製剤)に関しても,輸血用血液製剤と同様に輸血部門で管理することが望ましい.輸血部門が血漿分画製剤を保管していない場合でも,使用動向を把握できる管理体制を築く必要がある.
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