今月の特集1 日常検査としての心エコー
扉
三浦 純子
pp.495
発行日 2015年6月15日
Published Date 2015/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200325
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
心エコー検査は医師から技師へバトンタッチされつつあります.すでに多くの施設では,心エコーコメントや所見部分は技師が記載しています.もちろん,心エコー精査に関しては,専門医が直接検査を行ったり,技師と医師が同席協力し相談しながら検査を進めたりすることは,心エコーの進歩のため,これからも必要なことはいうに及びません.本特集では,私自身が長年心エコー検査を担当していた経験を基に,全国の心エコー担当技師が知りたいだろう,また知っていてほしい5項目を取り上げました.①“スクリーニング検査”の正しい検査法,②“非心臓手術の術前心エコー検査”は麻酔科が求める術前検査結果,③“感染性心内膜炎の診断”は初回検査と2度目以降の検査で視点をどう変えるべきか,④“右心機能評価”はどの程度取り入れるべきか,これに,⑤“弁疾患の診断と重症度”を加えて,すぐに役立つものばかりです.検査室の規模にかかわらずスキルアップに役立つこと請け合いです.
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.