今月の特集2 腹部超音波を極める
扉
三浦 純子
pp.1393
発行日 2015年11月15日
Published Date 2015/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200619
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現在,超音波検査は臨床の場でなくてはならない必須の検査項目となっており,法的には医師,臨床検査技師,診療放射線技師,看護師が患者に対して施行することが許されています.本特集は「腹部超音波を極める」と題しました.これは,腹部超音波の検査技術を極めようと努力するという意味です.そのために,肝臓,胆道系,膵臓,腎臓・尿路系,小骨盤腔,消化管の超音波検査について,各分野のエキスパートにスキルアップの手ほどきをお願いしました.高名な物理学者のニールス・ボーアは「エキスパートとは,ごく限られた分野で,ありとあらゆる間違いを全て経験した人物である」という名言を残しました.執筆者の先生方がどれほどの間違いを経験されたかは別にして,経験豊かな先生方ならではの解説やアドバイスを満載した内容になっています.本特集は,入門後の検査技術のステップアップに大変役立つと思います.一読後に苦手領域を精読してみてはいかがでしょうか.
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