今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
扉
山田 俊幸
pp.997
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103998
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関節リウマチの診療は大きく変わりました.治療の進歩により,今後,関節の変形まで至る患者さんは皆無になるとまでいわれています.ただし,強力な治療には必ずマイナスの側面があり,例えばB型肝炎の再燃など,考えてもみなかった事態に直面するようになりました.また,早期にケアすべきとの認識が広まり,早期診断における臨床検査の補助的役割が高まりつつあります.その臨床検査も変わりました.抗シトルリン化ペプチド抗体(ACPA)が登場し,リウマトイド因子については定性法の1つであったRAテストがなくなり,自動分析による定量法が主流となってきました.陽性陰性の判断をするわけですから定量値は重要な意味をもちます.以上のエッセンスと,最後に新規マーカーの話題を追加して特集しました.
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