発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006078093
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神経疾患に関する研究は,ここ数年でも飛躍的に進歩しており,病態の解明だけでなく生活習慣や発症要因についての理解も深まっており,発症再発予防についての知見も集積されてきている.本稿では,アルコールが脳血管障害や認知障害に及ぼす影響や肥満などの生活習慣に関する新しい報告に加えて,脳卒中の新たな治療法,パーキンソン病の治療に伴って生じる注意すべき副作用の報告などを中心に紹介する.今後,神経疾患の病態がより詳細にわたって検討されるようになり,発症機序や病状に即した治療が行われるようになるとともに,発症予防に主眼をおいた研究も盛んになっていくものと思われる
©Nankodo Co., Ltd., 2005