Japanese
English
今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
腎領域
Medical guidelines in renal diseases
木村 秀樹
1
1福井大学医学部附属病院 検査部・腎臓内科
キーワード:
eGFRcreat
,
eGFRcys
,
尿中蛋白/クレアチニン(Cr)比
,
尿中アルブミン/Cr(ACR)比
,
抗好中球細胞質抗体(ANCA)
,
抗糸球体基底膜(GBM)抗体
Keyword:
eGFRcreat
,
eGFRcys
,
尿中蛋白/クレアチニン(Cr)比
,
尿中アルブミン/Cr(ACR)比
,
抗好中球細胞質抗体(ANCA)
,
抗糸球体基底膜(GBM)抗体
pp.13-17
発行日 2014年1月15日
Published Date 2014/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103766
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●慢性腎臓病(CKD)の診断基準と重症度分類には尿蛋白/クレアチニン(Cr)比,尿アルブミン/Cr比(ACR)と血清Cr,血清シスタチンC(Cys-C)を用いた推算糸球体濾過量が使用されている.
●血尿に関しては,糸球体型血尿,非糸球体型血尿の判別が重要であり,前者では内科的腎疾患,後者では泌尿器科的腎疾患の精査を進める.
●IgA腎症は腎組織診断が必須であるが,持続的血尿と蛋白尿に加えて血清IgAが高値であればIgA腎症を強く疑うことができる.
●血清中の抗好中球細胞質抗体(ANCA)と抗糸球体基底膜(GBM)抗体の陽性所見は,急速進行性糸球体腎炎(RPGN)の迅速な病理診断と治療につながり,疾患活動性の指標にもなる.
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