特集 はじめよう,検査説明
免疫
17 不規則抗体検査は,前回入院時の輸血前に行ったので今回はもう必要ないのではないですか?
岸野 光司
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1自治医科大学附属病院輸血・細胞移植部
pp.1324-1325
発行日 2013年10月30日
Published Date 2013/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103646
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1.不規則抗体スクリーニング
赤血球におけるABO血液型以外の血液型抗原に対する抗体を検出する検査である.不規則抗体は,自然に保有している場合IgM(immunoglobulin M)と輸血や妊娠で免疫され産生される場合IgG(immunoglobulin G)がありIgGが重要となる.輸血製剤を準備する前に,あらかじめ血清(血漿)中に存在する不規則抗体の有無を間接抗グロブリン試験(indirect antiglobulin test;IAT)を含む方法で検査する必要がある.また,不規則抗体が検出された場合は同定試験を実施する.
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