Japanese
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今月の特集1 尿バイオマーカー
尿中L-fatty acid binding proteinによる病態解析
Pathophysiological analysis based on urinary L-FABP
池森 敦子
1
,
菅谷 健
2
,
松井 勝臣
2
,
市川 大介
2
,
木村 健二郎
2
1聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科,解剖学(機能組織)
2聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科
キーワード:
尿中L-FABP
,
慢性腎疾患(CKD)
,
急性腎不全〔急性腎障害(AKI)〕
,
間質尿細管障害
,
早期診断
Keyword:
尿中L-FABP
,
慢性腎疾患(CKD)
,
急性腎不全〔急性腎障害(AKI)〕
,
間質尿細管障害
,
早期診断
pp.623-629
発行日 2013年6月15日
Published Date 2013/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103440
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■2011年8月に保険収載された尿中L型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)は,尿細管機能障害マーカーである.
■新尿(随時尿)で測定でき,尿クレアチニン補正をした正常上限値は,8.4μg/g.creatinineである.
■糖尿病性腎症を含む慢性腎疾患(CKD)や急性腎不全〔急性腎障害(AKI)〕の早期診断や疾患進行予後予測に優れたモニタリングマーカーである.
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