Japanese
English
研究
新規開発培養チャンバーを用いた物理的圧迫によるHUVEC細胞骨格への影響
Effects of mechanical pressure on cytoskeleton in human umbilical vein endothelial cells cultured in a newly developed chamber
庄野 正行
1
,
北村 光夫
2
,
小中 健
3
,
川添 和義
3
,
水口 和生
3
Masayuki SHONO
1
,
Mitsuo KITAMURA
2
,
Ken KONAKA
3
,
Kazuyoshi KAWAZOE
3
,
Kazuo MINAKUCHI
3
1徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部総合研究支援センター先端医療研究部門
2徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生理機能学分野
3徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部臨床薬剤学分野
1The University of Tokushima Graduate School, Institute of Health Biosciences, Support Center for Advanced Medical Sciences
2Department of Physiology, Institute of Health Biosciences The University of Tokushima Graduate School
3Department of Clinical Pharmacy, Institute of Health Biosciences The University of Tokushima Graduate School
キーワード:
血管内皮細胞
,
加圧チャンバー
,
DAPI染色
,
アクチン
Keyword:
血管内皮細胞
,
加圧チャンバー
,
DAPI染色
,
アクチン
pp.803-805
発行日 2012年7月15日
Published Date 2012/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103078
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内皮細胞は機械的な圧迫刺激にさらされている.しかし,曝露が内皮細胞機能にどのような影響をもたらすか十分理解されていない.そこで,筆者らは正常ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を3日間培養し,機械的な圧迫状態にできる還流培養チャンバーを開発し,顕微鏡下で37℃,150mmHgの機械的圧迫状態を観察しながら,30分間培養した.その後,4%PFAで固定し,ファロイジンでアクチン染色を行い,その形態変化を蛍光顕微鏡で撮影後検討した.その結果,機械的圧迫状態で30分間処理したHUVEC細胞内アクチンは,対照に比べて太さと数が増加していることを示唆した.
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