今月の主題 胎盤
各論
絨毛性疾患の診断,治療の新しい流れ
山本 英子
1
,
井箟 一彦
1
,
吉川 史隆
1
Eiko YAMAMOTO
1
,
Kazuhiko INO
1
,
Fumitaka KIKKAWA
1
1名古屋大学大学院医学系研究科発育・加齢医学講座(産婦人科学)
キーワード:
胞状奇胎
,
絨毛癌
,
FIGO 2000 staging/scoring system
Keyword:
胞状奇胎
,
絨毛癌
,
FIGO 2000 staging/scoring system
pp.1675-1679
発行日 2007年12月15日
Published Date 2007/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101386
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本邦では絨毛性疾患取扱い規約に基づいて胞状奇胎の診断を行っているが,近年の妊娠診断法の発達に伴い,胞状奇胎の診断も早期化している.そのため,全奇胎,部分奇胎,顕微鏡的奇胎の鑑別には肉眼診断,病理診断のみならず遺伝子診断が有用であり,新しいガイドラインの作成が必要と考えられる.また,絨毛性疾患の臨床成績を国際的に比較・検討するためには,本邦でもFIGO 2000 staging/scoring systemを検討する必要がある.
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