今月の主題 胎盤
総説
胎盤の構造と機能(マクロ,ミクロの形態と関連機能)
瀧澤 俊広
1
,
石川 源
2
,
竹下 俊行
2
,
松原 茂樹
3
Toshihiro TAKIZAWA
1
,
Gen ISHIKAWA
2
,
Toshiyuki TAKESHITA
2
,
Shigeki MATSUBARA
3
1日本医科大学解剖学講座(分子解剖学)
2日本医科大学産婦人科学講座
3自治医科大学産婦人科学講座
キーワード:
ヒト胎盤
,
絨毛形成
,
正常構造
Keyword:
ヒト胎盤
,
絨毛形成
,
正常構造
pp.1643-1649
発行日 2007年12月15日
Published Date 2007/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101381
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胎盤は,妊娠期間限定の臓器であり,母体子宮内で胎児の発育を支援するための自律した母児間インターフェイスを形作る.胎盤は,胚盤胞由来の栄養膜により形成される絨毛と,それに接する母体の子宮内膜(脱落膜)とによって形成される円盤状の構造である.本稿では,胎盤形成過程にも触れ,さらに臨床との関連を意識しながら,マクロからミクロまでヒト胎盤の基本構造について記載した.
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